声優を目指すためには、養成所での学びが大きな鍵になります。しかし、何も考えずに選んでしまうと、費用がかかるだけでデビューに結びつかないことも。本記事では、そのような失敗を防ぐために、講師、学費、期間、卒業生の活躍などの観点を踏まえ、おすすめの養成所を3つ紹介します。
結論:おすすめの声優養成所は以下の3つです!
- 青二塾(青二プロダクション直結。1年間養成所にフルコミットできる人向け)
- プロフィット声優養成所(音響監督の指導と実績多数。結果もきっぱり出す)
- 日ナレ(指導の質に不安はあるが、全国に校舎があり、学費が安い。活躍する卒業生も多い)
1. 青二塾(東京校)

【おすすめポイント】
- 業界トップランナー青二プロダクションに直結。プロダクション所属声優や社長が授業をしてくれる機会がある
- 現役の声優、古川登志夫さんの指導が受けられる。古川さんは最前線で活躍しているため、現在の声優業界にどんな人材が求められているかを知っており、SNSも活用しているため感性が新しい
- 1年で結果が出るため、長年ズルズル通うことがない
- 大阪校もある。学費、レッスンスケジュールなどが異なるが、東京に出られなくてもチャンスを掴める可能性がある。(大阪校と東京校の違いについては別の記事で解説予定)
【プロダクション所属までの流れ】
- 1年間の指導を受ける(週5日・2時間)
- 9月に中間審査が行われる(この時点で不合格はない)
- 3月に青二プロダクション所属オーディションを受け、合格すれば所属へ
【学費】
- 入塾金: 220,000円
- 授業料: 880,000円(前期:440,000円 後期:440,000円)
【気になる点】
⚠️ 学費が高く、資金を準備するのが大変
⚠️ 拘束時間が長く、正社員との両立が難しい
⚠️ 最近活躍している卒業生が少ない
⚠️ スパルタ・体育会系な一面があり、合わない人もいる
【どんな人におすすめ?】
✅ 上京できる人
✅ 1年間養成所にフルコミットできる人
✅ 資金を準備できる人
✅ 厳しい環境に食らいつく覚悟がある人
2. プロフィット声優養成所

【おすすめポイント】
- 飼い殺しにしないと明言。結果をきっぱり出す誠実な経営方針
- 活躍している卒業生が多い。鬼頭明里、石川界人、ファイルーズあいなど、最近も名前をよく見る声優を輩出
- 現役の音響監督が指導。業界の動向を反映した指導が期待できる
- 週1授業で仕事や学校と両立しやすい
【プロダクション所属までの流れ】
- 基礎科(1年)・本科(1年)に分かれている
- 本科に進むには試験がある(基礎科からの進級時)
- 本科で1年学んだのち、オーディションを受け事務所へ
【学費】
- 基礎科(1年間) 合計352,000円
- 入所金: 220,000円
- 授業料: 月11,000円
- 本科(1年間) 合計594,000円
- 入所金: 330,000円(基礎科から上がる場合は無料)
- 授業料: 月22,000円
まとめると…
基礎科→本科(2年間通う場合)合計:616,000円
本科のみ(1年間通う場合) 合計:594,000円
【気になる点】
⚠️ 入所の倍率が高く、入る時点で厳しい選抜がある
⚠️ 入所希望者が最初に見る、言わば玄関である公式サイトが古くさい
⚠️ 授業1回あたりの学費がやや高め
【どんな人におすすめ?】
✅ 上京できる人
✅ 仕事をしながら通いたい人
✅ 資金を準備できる人
✅ 指導の質を求める人
3. 日本ナレーション演技研究所 (日ナレ)

【おすすめポイント】
- 学費が安い。比較的コストを抑えながら学べる
- 全国に校舎がある。地方でも通いやすい
- 活躍している卒業生が多い。大塚剛央、梅原裕一郎、浦和希など
- 週1〜2回の授業で仕事や学校と両立しやすい
【プロダクション所属までの流れ】
基礎科・本科・研修科に分かれている
1年ごとに上のクラスへの試験があり、下のクラスでも、毎年事務所所属オーディションを受けられる
【気になる点】
⚠️ 講師の質に疑問があり、現役の一線級声優が少ない
⚠️他の養成所に比べて入りやすいので、学生の熱量に差が生まれやすい環境
⚠️ 最長6年間在籍でき、見切りをつけるタイミングを逃しやすい
⚠️ 指導の質に不安があるが、才能ある人を引き上げる環境はある
【どんな人におすすめ?】
✅ 地方で通いたい人
✅ 学費を抑えたい人
✅ 仕事をしながら通いたい人
✅ 周囲に流されず、自分を強く律することができる人
まとめ

声優養成所を選ぶときは、単に名前だけでなく、近年の学生の活躍状況や学費のバランスを考慮して選ぶことが大切です。
📌 今回紹介したおすすめの養成所
青二塾:青二プロ直結。1年間養成所にフルコミットできる人向け
プロフィット声優養成所:音響監督の指導と実績多数。結果もきっぱり出す
日ナレ:指導の質に不安はあるが、地方でも通えて、学費が安い
この記事が、あなたが養成所を選ぶ際の手助けになれば幸いです。